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福田進一の日本のギター作品を世界に紹介する人気シリーズ最新作!ゲストはフルートの工藤重典!『日本のギター作品集第4集』

福田進一

日本を代表するギタリスト・福田進一が、ナクソスの名プロデューサー、ノーバート・クラフトの協力を得て「日本のギター作品」を世界に紹介するシリーズの第4弾。

今作では、国際的に活躍するフルート奏者・工藤重典をゲストに迎え、水と自然の風景にまつわる作品群を収録。武満作品のほか、作曲家・ピアニスト・教育者として、現在もっとも多忙な音楽人として知られる野平一郎と、その妻・野平多美の作品が紹介されています。福田進一、工藤重典、野平夫妻、共にパリ留学時代から40年近くに亘る音楽家たちの友情が結実したアルバムとなりました。

最初の3曲は武満作品。冒頭の「海へ」は、英語の「S(Es)-E-A」から導き出された3つの音を基に展開する、武満の独創的な音楽。広大で、神秘的な海の情景を描いた作品は聴き手の様々なイマジネーションをかきたてます。
続く「波の盆」は美しいメロディに彩られたTVドラマの音楽。原曲のオーケストラを、福田の愛弟子である鈴木大介がギター用に編曲したもの。そして「海へ」と親和性の高い「エア」を収録。巨匠オーレル・ニコレの70歳記念コンサートのめに作曲されたフルート独奏曲であり、これが武満の遺作となりました。

続いてシリーズ初登場となる野平一郎の作品。「波の記憶」は福田進一によって2011年2月に初演され、今回の録音の為に2017年に改訂されたな作品。チョーキング、打楽器音、弦を擦るなど、様々な特殊奏法が盛り込まれ、楽音としての波が徐々に異世界の音へと変貌していくユニークな作品。
さらに野平多美の「Water drops」は一滴の水が落ちるときの不規則性をギターの豊かな音色で表現した作品。万華鏡を思わせる美しい響きに満ちた曲です。
野平夫妻による6曲の日本の歌の編曲は、よく知られたメロディに新たな光をあてたアレンジが聴きもの。夫妻各々の作風の違いも楽しめます。アルバム最後、アンコール風に収められた「荒城の月」は、ピアソラの名曲「タンゴの歴史」へのオマージュとなっています。
(ナクソス・ジャパン)

『日本のギター作品集 第4集』
【曲目】
武満徹(1930-1996):
海へ~アルト・フルートとギターのための(1981)
1.夜
2.白鯨
3.鱈岬

4.波の盆(1983)(鈴木大介によるギター編)
5.エア~フルート・ソロのための(1995)

野平一郎(1953-):
6.波の記憶(2011/2017改訂版:福田進一に献呈)

3つの日本の歌(2017)…世界初録音
(野平一郎によるフルートとギター編)
7.成田為三:浜辺の歌
8.梁田貞:城ヶ島の雨
9.岡野貞一:ふるさと

野平多美(1960-):
10.Water drops(2017:福田進一に献呈)…世界初録音

3つの日本の歌(2017)(野平多美によるフルートとギター編)…世界初録音
11.山田耕筰:砂山
12.岡野貞一:朧月夜
13.瀧廉太郎:荒城の月

【演奏】
福田進一(ギター)
工藤重典(フルート…5.7-9.11-13)(アルト・フルート…1-3)

【録音】
2017年10月25-28日
カナダ、オンタリオ、聖ジョン・クリソストム教会

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年08月01日 00:00