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トゥルネ&ラ・シャペル・アルモニークによるシャルパンティエ:“テ・デウム”およびその他のグラン・モテ

シャルパンティエ

あの「テ・デウム」とシャルパンティエの真価に迫る、本場の最新録音

古楽器演奏に長年の実績がある国フランスで、2020年代に最も注目されている若手指揮者の一人ヴァランタン・トゥルネの最新録音は、有名曲「テ・デウム」を含むシャルパンティエの大規模声楽作品集。
太陽王ルイ14世が治める17世紀フランスにあって、活動初期には王室音楽総監督リュリの妨害で王室関係の仕事を得られなかったにもかかわらず、パリ市内のさまざまな機関から作曲依頼を受け、膨大な量の傑作を残したのがシャルパンティエでした。20世紀にその真価が再評価されてゆく過程で最も注目されたのが、さまざまな規模の合奏を伴う教会向けの声楽曲の数々。
特に、トランペットによる前奏がウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」を始めとしたヨーロッパの放送番組で多用される「テ・デウム」はシャルパンティエの代表作の一つですが、トゥルネは持ち前のフランス音楽への適性をここでも存分に生かし、豊かな合唱の響きはもちろん、室内楽的なアンサンブルが映える局面も細やかに仕上げてゆき、この作曲家ならではの伸縮自在の音作りの妙味をじっくり堪能させてくれます。
17人の合唱と5人のソリストが織りなす音響美を支えるオーケストラは、弦楽14名に数々の管楽器群が加わる手堅い構成。サヴァールやモルテンセンなど歴戦の古楽人たちとの共演で知られるバロック・ヴァイオリン奏者マンフレード・クレーメルや、民俗音楽越境系の活躍でも知られるリュート奏者キート・ガートなど超ベテラン奏者たちも加わって、多層的な古楽器演奏の魅力も存分に味わえる演奏内容となっています。
長年のシャルパンティエ研究で知られるカトリーヌ・セサックの詳細な解説(仏・英・独語)も読みごたえたっぷり。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
1-7. De Profundis 深き淵より H 189
8-16. Magnificat わたしの魂は主を崇め(マニフィカト)H 79

ジャック・ダニカン・フィリドール(通称「若きフィリドール」1657-1708):
17. Appels de trompettes トランペット隊のファンファーレ
18. Marches pour trompettes seules トランペット隊だけで奏でる行進曲
19. La Fontainebleau フォンテーヌブロー
20. Batterie de timbales ティンパニ演奏

シャルパンティエ:
21-31. Te Deum わたしたちは神であるあなたを讃えます(テ・デウム)H. 146

【演奏】
ヴァランタン・トゥルネ(指揮)
ラ・シャペル・アルモニーク(声楽&古楽器アンサンブル)

ソリスト:
グヴェンドリーヌ・ブロンデール(ドゥシュ〔=ソプラノ〕1)
セシル・アシル(ドゥシュ2)
ダヴィド・トリクー(オートコントル〔=高音テノール〕)
マティアス・ヴィダル(ターユ〔=テノール〕)
ジョフロワ・ビュフィエール(バス=ターユ〔=バリトン〕)

【録音】
2022年11月19-22日、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂

収録時間: 64分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年07月26日 00:00