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2024年は生誕150周年!ジョナサン・バーマン&BBCウェールズ・ナショナル管~フランツ・シュミット:交響曲全集(4枚組)

フランツ・シュミット

2024年生誕150周年を迎えるフランツ・シュミット
イギリスの若手指揮者ジョナサン・バーマン
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団による交響曲全集

2024年に生誕150周年を迎えるフランツ・シュミット(1848-1910)。近年再評価が進んでおり、ベルリン・フィルの首席指揮者キリル・ペトレンコも彼の作品を取り上げ、またパーヴォ・ヤルヴィ指揮で交響曲全集もリリースされるなど、フランツ・シュミットの認知度が高まっています。
そして今回、フランツ・シュミットの作品に情熱をもって取り組んでいるイギリスの指揮者ジョナサン・バーマンとBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団による交響曲全集がリリースされます。
ジョナサン・バーマンは、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者ウラディミール・ユロフスキ(当時)のアシスタント指揮者を務めたこともある、注目の若手指揮者です。

フランツ・シュミットはオーストリア=ハンガリー帝国プレスブルク(現スロヴァキアの首都ブラチスラヴァ)出身。ウィーンで活躍した作曲家。ウィーン・フィルのチェロ奏者、またオルガンやピアノの名手でもありました。ウィーン・フィル時代にはマーラーのもとで首席チェロ奏者を務めていました。また1927年からはウィーン音楽アカデミー院長に就任、オーストリア音楽界に多大な足跡を残した人物です。同時代の作曲家には、プフィッツナーやレーガー、同年生まれにはシェーンベルクがいますが、その作風はブルックナーとブラームスの伝統を受け継ぐ重厚な後期ロマン派。
交響曲第1番は1899年シュミットが25歳の時の作品。ウィーン楽友協会の作曲賞において審査員全会一致の一等賞の評価を得ています。ドイツ=オーストリアの後期ロマン派の音楽の伝統を感じる内容。
交響曲第2番は1913年に完成。8本のホルンや打楽器を含む巨大編成の作品。全3楽章で第2楽章は変奏曲形式という革新的な構成となっています。
1928年に完成した第3番は、シューベルト没後100年(1928年)を記念した作曲コンクールのために書かれた作品。結果はスウェーデンのアッテルベリの交響曲第6番に次いで第2位を獲得しています。
そして、娘エマの死に深く悲しみレクイエムとして作曲された交響曲第4番。構成は4楽章形式ではありますが、アタッカで進められ単一楽章のように演奏されます。また娘エマへの死を悼む印象的な部分としてトランペットのソロが冒頭と最後に奏されます。絶望感と孤独感におおわれた作品ではありますが、シュミットの傑作のひとつと言えるでしょう。
カップリングには、歌劇《ノートルダム》より間奏曲と謝肉祭の音楽。歌劇の完成より前に構想され、1903年にウィーン・フィルで初演されて以来ドイツ・オーストリアでは人気の高い作品となっています。
(キングインターナショナル)

『フランツ・シュミット:交響曲全集』
【曲目】
フランツ・シュミット(1874-1939):
[CD1](46'51)
・交響曲第1 番ホ長調
(コンサートマスター:レスリー・ハットフィールド)

[CD2](51'46)
・交響曲第2 番変ホ長調
(コンサートマスター:ニック・ホワイティング)

[CD3](50'43)
・交響曲第3 番イ長調
(コンサートマスター:レスリー・ハットフィールド)

[CD4](60'41)
・交響曲第4 番ハ長調
(コンサートマスター:ニック・ホワイティング)
ソリスト:アリス・ニアリー(チェロ)、フィリップ・シャルツ(トランペット)、ティム・ソープ(ホルン)、サラ=ジェーン・ポルスモゲ(イングリッシュホルン)
・歌劇《ノートル・ダム》間奏曲&謝肉祭の音楽

【演奏】
ジョナサン・バーマン(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団

【録音】
2020年7月[第1番]、2021年10&11月[第2番]、2021年9月[第3番]、2022年10月[第4番&ノートルダム]
録音場所: BBC ホディノット・ホール、カーディフ、ウェールズ

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2023年09月27日 00:00