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Naxos~2024年3月第2回発売新譜情報(7タイトル)

アヴァロン弦楽四重奏団

今回はアメリカの作曲家F.B.プライスとサワビーの弦楽四重奏曲を収録した1枚に、リストのピアノ作品全集第61集となるオペラ・トランスクリプション集、マイールのミサ・ソレムニス、イラン出身の作曲家ヴァリの作品集など、世界初録音を含むCD7タイトルがリリースされます。

プライス:弦楽四重奏曲第2番/サワビー:弦楽四重奏曲 ト短調 他
アヴァロン弦楽四重奏団

2020年代に入って急速に脚光を浴びる作曲家フローレンス・プライス。その弦楽四重奏曲第2番をメインに、彼女の師匠ともいえるサワビーの作品を合わせて紹介する、NAXOSのアメリカン・クラシックらしい1枚。
「アメリカ初の黒人女性作曲家」と呼ばれるプライスは、2021年のBBCプロムスで交響曲第3番の第3楽章が演奏され、2022年には交響曲第1番と第3番を収めたアルバムがグラミー賞を受賞、2023年には「アメリカにおけるエチオピアの影」が神奈川フィルにより日本初演されるなど、世界的に脚光を浴びています。彼女の作品の多くは死後も未発表のままで、その真価や全貌はまだ発掘途上と言えます。
レオ・サワビーは、ローマのアメリカン・アカデミーのローマ賞やピューリッツァー賞を受賞するなど国際的な名声を得ていました。プライスとサワビーは共に1930年代から40年代にかけてシカゴの音楽コミュニティのメンバーで、お互いの作品を尊敬していたことが知られています。このアルバムには両者の弦楽四重奏曲を収めています。最後に置かれたプライスの「ネグロ・フォークソング・イン・カウンターポイント」は5つの民謡旋律に基づくアフリカ由来のリズムや黒人霊歌を大胆に取り入れた作品。とりわけ第2曲の旋律は「雪山讃歌」として誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。
(ナクソス・ジャパン)

フランツ・リスト(1811-1886):ピアノ曲全集 第61集~オペラ・トランスクリプション集
マーティン・カズン(ピアノ)

このアルバムには、若い頃のリストが得意としていたオペラの旋律のトランスクリプション5作が収録されています。冒頭に置かれたマイヤベーアの《ユグノー教徒》の旋律を用いた幻想曲は1836年の作曲。リストはこの曲を3回改訂していますが、改訂ごとに曲が整理されたため、この初稿が一番長いものとなっています。2曲目のメルカダンテの旋律による「スカラ座の回想」にはメルカダンテの他、誰のものかは特定できない旋律も使われています。幻想的ロンドは、スペインの作曲家マヌエル・ガルシアのサルスエラ《密輸人》の旋律に基づく作品。スペイン風の情熱的なリズムに支えられた技巧的な手の跳躍が使われた「ラ・カンパネラ」を思わせる曲です。《ローエングリン》のトランスクリプションは、比較的原曲に忠実なアレンジが施されています。最後の「マンドラゴラ」はリスト晩年の作品。37小節のみの断片ですが、当時リストが試みていた無調の使用など実験的な要素が見られます。演奏はイギリスのピアニスト、マーティン・カズン。オスカー獲得の映画『シャイン』でピアニストの“手”を演じたことでも知られています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845):ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲) ニ短調(1820-34頃)(2枚組)
フランツ・ハウク(指揮)コンチェルト・デ・バッスス(古楽器オーケストラ)、ほか

ヨハン・ジモン・マイールの音楽を積極的に紹介するフランツ・ハウクとコンチェルト・デ・バッスス。今回のアルバムでは200年ほどの間、顧みられることのなかったマイールの「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)」を演奏しました。この作品は、以前NAXOSからリリースされた「グローリア・ミサ」(8.574203)と同じく、17世紀イタリアで流行した「ミサ・コンチェルタータ」(各々の曲は連続せず、独立して奏される)の様式に根差しており、歌い手とオーケストラが巧みな掛け合いを聴かせ、とりわけ「オーケストラ・パートの優れた対位法の書法は当時の聴衆に強烈な印象を与えた」と、マイールの最初の伝記作家ジローラモ・カルヴィ(1791-1872)が書き残したほどです。70作以上の歌劇を残したマイールの抒情的な旋律美は、これらの宗教的作品でも健在です。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
レザ・ヴァリ(1952-):管弦楽曲と管弦楽伴奏歌曲
ファウジ・ヘイモア(指揮)ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団、ジャンナ・ベイティ(メゾ・ソプラノ)

数多くの受賞歴を持つイラン出身の作曲家レザ・ヴァリ。テヘランで音楽の基礎を学び、1972年ウィーン国立音楽大学に留学。その後アメリカのピッツバーグ大学で博士号を取得し、現在はアメリカを拠点に活躍しています。彼は故郷の旋法体系「ダストガー(即興演奏を行う上での基礎となる旋律の集まり)」をヨーロッパの音楽に融合させたエキゾチックな作品を書くことで知られており、このアルバムでも華麗なオーケストラ作品である「ラヴァン」をはじめ、3世紀ペルシャの詩人兼神秘家ルーミーのテキストや自身の言葉を用いた民謡集「ビーイング・オヴ・ラヴ」、彼が2000年から取り組んでいる『カリグラフィ』シリーズの第16番「イスファハン」、これらユニークな3作品をお聴きいただけます。「ビーイング・オヴ・ラヴ」でソロを歌うジャンナ・ベイティは現代作品を得意とするメゾ・ソプラノ。これまでにもヴァリの民謡集第10集(8.572224)やアイヴズの歌唱で高い評価を得ています。
(ナクソス・ジャパン)

カサド/モンポウ:ギター作品全集
エウジェニオ・デラ・キアーラ(ギター)

カタルーニャの同世代の作曲家ガスパール・カサドとフェデリコ・モンポウのギターのための全作品を収録したアルバム。優れたチェリストであったカサドはアンドレス・セゴビアと親交を深め、6曲のギター作品を書き上げました。これらはどれもカタルーニャの民族舞曲に基づいています。ピアニストであったモンポウが残した作品のほとんどはピアノ曲ですが、「歌と踊り 第10番」は原曲のピアノ曲をモンポウ自身がギターへと編曲、そして「コンポステラ組曲」はセゴビアに献呈されました。どれもモンポウ独特の瞑想的なピアノ曲に通じる抒情的な雰囲気を持つ作品です。
演奏するエウジェニオ・デラ・キアーラは、1990年ペーザロ生まれのギタリスト。日本やヨーロッパ各地で演奏会を行い、これまでにDECCAから3枚のアルバムをリリースした他、現代音楽の作曲家とも積極的にコラボレーションを行い、20曲以上の作品の献呈を受けています。
(ナクソス・ジャパン)

一部世界初録音
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):歌曲と民謡集 第3集
スサナ・ガスパー(ソプラノ)、ヌーノ・ヴィエラ・デ・アルメイダ(ピアノ)

20世紀後半のポルトガルにおける最も偉大な作曲家の一人、ロペス=グラサ。リスボンでフレイタス・ブランコとヴィアンナ・ダ・モッタから作曲とピアノを学んだ後、大学都市として知られるコインブラに住み、作家や知識人のグループと親しく交流しました。この時に知った詩人ジョゼ・レジオらによる数多くのポルトガル語の詩はその後の彼の創作に大きな影響を与えることとなります。30代の時には3年間パリに滞在し、当時フランスの音楽様式を身に着けると同時に、近代音楽とポルトガル民謡の融合を図り、シンプルで美しい作品を書き上げました。このアルバムにも、初期の作品でフランス文化から影響を受けた世界初録音となる「6つの古いフランスの歌」と同じく世界初録音である「6つの古いイギリスの歌」の他、ポルトガルの偉大な詩人の詩を用いた曲も収録。彼が目指した“国境を越えた友愛から生まれる理想郷”が歌で実現されています。ポルトガル出身のソプラノのスサナ・ガスパーは、英国ロイヤル・オペラ・ハウスが主宰する「ジェット・パーカー・ヤングアーティスト・プログラム」の卒業生。2013年度のカーディフ国際声楽コンクールで注目され、世界的に活躍を始めた歌手です。
(ナクソス・ジャパン)

NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC
大作曲家 ロベルト・シューマン

1-36. 朗読と音楽で綴る生涯
デイヴィニア・キャディ作
レイトン・ピュー(朗読)

ドイツ・ロマン派を代表する作曲家の一人シューマンは、音楽評論家としても尊敬され、また小説や劇作品などに文学的才能も発揮していました。音楽と文学の融合を試みた彼の足跡と、妻でピアニストのクララから受けた影響などを探りながら、その創作の軌跡を追います。彼が生み出したフロレスタンとオイゼビウス、この2面性が潜むピアノ曲や、交響曲、そして一時期集中的に書かれた歌曲、生前に決して演奏されることのなかったヴァイオリン協奏曲などの名作を紹介した1枚です。
使用曲:『謝肉祭』-エストレラ、フロレスタン、『子供の情景』-トロイメライ、『11の若者の歌』-アンナに I、ピアノ五重奏曲 ハ短調-第2楽章、アベッグ変奏曲Op. 1より、 『蝶々』- 終曲、クライスレリアーナ-第1曲、『詩人の恋』-若者が娘を恋し、交響曲第1番「春」-第1楽章、『楽園とペリ』第3部より、ピアノ協奏曲イ短調 -第2楽章、歌劇《ゲノヴェーヴァ》-序曲、4つの行進曲-第4番、交響曲第4番 ニ短調-第2楽章、自作主題による演奏曲-主題、第4変奏曲、ヴァイオリン協奏曲-第3楽章 以上全18曲(フェイドイン、フェイドアウトあり)
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年02月15日 00:00