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アントニーニによるハイドン交響曲全曲録音第15巻はバーゼル室内管との『王妃』~交響曲第50番、第62番、第85番

ジョヴァンニ・アントニーニ

後期の傑作群への推移を示す充実作3作。スリルと深みの交錯はアントニーニならでは!

40年近くの歳月を通じて100曲以上の充実した交響曲を書き、門弟ベートーヴェンの同分野における新境地の開拓を導いた“交響曲の父”ハイドン。作曲家生誕300周年の2032年までに、時に関連作も交えつつ現存する彼の交響曲を全て録音する「HAYDN 2032」プロジェクトで指揮を務めるのは、古楽器演奏の分野で目覚ましい存在感を発揮し続けてきた異才ジョヴァンニ・アントニーニ。2014年の企画開始以来、指揮者と演奏者たちの才気と深い洞察が隅々まで行き届いた才気煥発な新解釈で注目を集めてきました。

入念かつ順調に中盤に差し掛かったプロジェクトの第15弾に選ばれたのは、ハイドンの作曲活動の拠点エステルハージ侯爵家での創造力の結実が遠隔地から注目を集めつつあった作曲家40~50代の充実作3曲。宮廷劇場を沸かせた舞台音楽に由来するドラマティックな書法を駆使、民俗調と知的洗練の間でスリリングなバランスを聴かせるハイドン随一の手腕の魅力に、アントニーニのタクトが余すところなく光を当ててゆきます。
ナチュラル金管やティンパニが華やかに活躍する第50番、全楽章が同一調による異色の第62番、そしてフランス王妃マリー=アントワネットが愛したという逸話で知られる「パリ交響曲」中の白眉・第85番…古楽器を使いこなすバーゼル室内管弦楽団の妙演もさることながら、最新研究を踏まえた背景解説(英仏独3言語、国内仕様盤では追補情報を含む日本語全訳付き )、テーマに沿った美麗写真を多数含むブックレットの充実もこのシリーズならでは。作風の深まりに垣間見るハイドンの底知れぬ深さに気づかされる3曲、今回もじっくりお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[国内仕様盤は解説日本語訳付き]
解説日本語訳…白沢達生

 

【曲目】
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
1-4. 交響曲 第85番 変ロ長調 Hob. I:85「王妃」
5-8. 交響曲 第62番 ニ長調 Hob. I:62
9-12. 交響曲 第50番 ハ長調 Hob. I:50

【演奏】
バーゼル室内管弦楽団(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)

【録音】
2021年3月16-18日&10月10-15日 ドン・ボスコ、バーゼル、スイス

収録時間: 66分

第10巻のLPも発売!(180g重量盤/ハイレゾダウンロード付)
ジョヴァンニ・アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコ/ハイドン: 交響曲「朝」「昼」「晩」(2LP+1CD)


【交響曲全曲録音シリーズ第10弾に豪華アナログ盤登場】

ハイドン生誕300周年となる2032年までに、その100曲を越える交響曲を全て実演・録音してリリースするプロジェクト「HAYDN 2032」第10作目に、CDのほかハイレゾのダウンロード用コードまで付属した豪華なアナログ盤が登場。毎回テーマ性ある選曲が興味深く、そこに他の作曲家の作品などが適宜盛り込まれるのも面白いところですが、今作には作曲当初から連作として構想されていたことが明らかな初期の3曲「朝」「昼」「晩」を収録。ハイドンがエステルハージ侯爵家に副楽長として雇われて間もなくの1761年に発表されたと考えられるこれらの作品は、宮廷楽団の名手たちの技量と新任副楽長の才覚を存分に印象づけるべく、多様な作曲様式が盛り込まれた傑作です。弦楽器で奏でられるレチタティーヴォ、フルートからコントラバスまで様々な楽器が随所で繰り広げるソロなど聴きどころ満載で、現代の演奏団体にとっても腕が試される作品群ですが、イル・ジャルディーノ・アルモニコは流石の腕利き揃いで、隅々まで才気あふれる演奏を味わえます。選び抜かれた古楽器の素材感に満ちたサウンドもさることながら、アンサンブル全体が一つの生き物のような一体感で伸縮自在のダイナミズムを堪能でき、ハイドンならではの曲作りの面白さが存分に伝わる痛快さ。各交響曲が朝から晩(夕)まで、一日の三つの時間をそれぞれ表現しているハイドン作品の続きとして、モーツァルトがザルツブルクの音楽夜会のために書いた「セレナータ・ノットゥルナ」を”夜”にあたる曲として併録。こちらも首席ヴァイオリンのバルネスキによる当意即妙な即興パッセージが心地良く、全編を通じて生気に満ちた音作りがたまりません。当シリーズの常通り、音楽学者モーリッツ・バウアーによる最新研究をふまえた作品解説も添えられています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
【SIDE A】
1-4. 交響曲 第6番 ニ長調 Hob.I:6 「朝」
【SIDE B】
5-9. 交響曲 第7番 ハ長調 Hob.I:7 「昼」
【SIDE C】
10-13. 交響曲 第8番 ト長調 Hob.I:8 「晩」
【SIDE D】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
14-16. セレナード第6番 ニ長調 K. 239 「セレナータ・ノットゥルナ」

【演奏】
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)

【録音】
2019年1月18-22日 グスタフ・マーラー・ホール(エウレジオ文化センター)、ドッビアーコ(イタリア北東部ボルツァーノ県)

収録時間: 78分

※180g重量盤 33 1/3 rpm 2枚組
※同内容のCD同梱
※ハイレゾ音源(24 bit/192 Khz)ダウンロード・カード同梱
※ジェローム・セッシーニ[Magnam Photos]による美麗写真を含む、36ページのブックレット付属

既発CD、ALPHA686(国内仕様盤NYCX-10231)と同じ収録内容です。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年03月14日 00:00