フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年09月21日 |
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規格品番 |
TWSA-1035 |
レーベル |
|
SKU |
4549767005102 |
※初SACD化
※限定盤。デジパック仕様。ステレオ録音 (6.のみモノラル録音)
※オリジナル・アナログマスターより96kHz/24bitにて2016年にリマスタリング:マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※オリジナル・ジャケット・デザイン採用
※解説:満津岡信育氏(新規解説)、解説書7ページ
※一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
知る人ぞ知る名演をオリジナル・マスターからの新リマスタリングで初SACD化!
往年の名ヴァイオリニスト、バルヒェットの名盤3枚を2枚組でSACD化。いずれもオリジナル・アナログ・マスターテープからの新リマスタリングにより瑞々しい音質で蘇っています。充実の極みともいえるカルテット演奏、美音を生かしたバッハのソロ演奏の両方をお楽しみください。CD層も一新。
ラインホルト・バルヒェット(1920~62)はドイツ弦楽派の名手達の流れを汲む最後のヴァイオリニストでした。ヴィブラートをあまりかけない飾り気のない音を用い、フレージングは清潔で、その演奏は落ち着いた渋い輝きと沈思するような深い内面性を湛えていました。このSACD2枚組は、上記した彼の演奏の特長を素晴らしいアナログ・サウンドでゆっくりと味わっていただくため、彼が主宰したバルヒェット四重奏団のLP2枚分のベートーヴェンと、彼がソロを弾いたバッハのヴァイオリン協奏曲集の1枚というLP3枚分の録音をたっぷり収めています。
まずバルヒェット四重奏団ですが、彼が戦後すぐにミュンヒンガー指揮シュトゥットカルト室内管弦楽団のコンサートマスターとなり、ヴィヴァルディの"四季"(Decca PROC-1706)を録音して世界的な大評判をとった直後の1952年に結成されました。彼らがLP初期にVOXに録音したモーツァルトの弦楽四重奏曲全集と弦楽五重奏曲全集も名盤として知られています。このオイロディスクへのベートーヴェン3曲は彼が自動車事故で42歳の若さで亡くなる直前にステレオ録音した貴重な音源です。(1/2)
続く弦楽四重奏曲第15番では、彼らの演奏により作品の驚くほど深い精神世界が次々に眼前に開けてゆく思いがします。抑えたテンポと表情で始まる第1楽章では、それぞれの楽器が深い声で対話を交わしながら進行し、フレーズの移り変わりでのちょっとした間やテンポや音色の変化が演奏上の「句読点」となって、聴き手に作品の情景の変化をさり気なく印象付けてゆきます。第2楽章の主部もゆったりとしたテンポで精神的な舞踏を感じさせ、バグパイプを模した中間部の世俗的な舞踏と対照されます。「病癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」と題された第3楽章の感動の深さは圧倒的で、息をひそめたフレージング、細やかなヴィブラート、すっきりと抜けたリズム、その一つ一つが作品の心を伝えて止みません。第4楽章の優美な行進曲は新たなる決意への序章のように演じられ、感極まったレチタティーヴォ風の楽句に続く終楽章では、テーマを演じるバルヒェットの痛切な、しかし品格を失わない表現が、そくそくと聴き手の胸に響いてきます。
DISC2の弦楽四重奏曲第1番では、一転して古典的な造形の中でモーツァルト風の魅惑を羽ばたかせるバルヒェットの姿があり、DISC1と合わせて彼らの作品様式の見事な描き分けを実感することができるでしょう。尚、今回の第3弾は、計3タイトルを発売いたします。解説書には2008年復刻時の解説に、今回あらためて満津岡信育氏による新規解説を掲載しました。バルヒェットの実像に迫る興味深い内容です。(2/2)
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 02:37:39
<DISC1>
1. ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59-3 《ラズモフスキー第3番》
2. 同:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132
<DISC2>
3. ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 作品18-1
4. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV 1041
5. 同:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV 1042
6. 同:二つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043 *モノラル録音
【演奏】
バルヒェット四重奏団 (1-3)
ラインホルト・バルヒェット(ヴァイオリン) (4-6)、
グイド・ヴァン・デア・ミューレン(ヴァイオリン) (6)
南西ドイツ室内管弦楽団 (4-6)、
フリードリヒ・ティーレガント(指揮) (4-6)
【録音】
1962年 (1,3,4,5)、 不明 (2,6) (6.はモノラル録音)
【原盤】
eurodisc
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
SACDプレイヤーで一度聴いてしばらくそのままにしていたのですが、なんとなくサブ機のCD専用プレイヤーでラズモフスキーの3番を聴いてみると各楽器の位置が見えるような分離、定位の良さで驚いてしまいました。16cmフルレンジのニアフィールドだと目の前に奏者が居るかのような気がしてきます。以上のことから個人的にはCD層の方が好みです。
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